前回参加させていただいた時の思いが忘れられず、地域防災に携わっているメンバーを誘い、再度ツアーに参加いたしました。今回は復旧が遅れている珠洲市大谷町まで足を延ばして、ご案内いただきました。倒壊したままの家屋や郵便局、お寺、液状化のために道路に等間隔に浮き上がったマンホールなどを目の当たりにし、まさに時間が止まっているような現状に、被災地ではまだまだ厳しい現実が続いていると改めて実感いたしました。
ガイドさんの多岐にわたるご説明には驚くことばかりでした。オール電化の生活で災害には脆弱な被災地が多い一方で、自給自足の生活に加え、井戸水の活用など昔ながらの生活が災害時には力を発揮している地域があることや、地域の皆さんがみな顔見知りで、災害に乗じた犯罪者が入りにくいコミュニティを醸成できていることなど、改めて地域の特性やコミュニティの大切さを気づかせていただく機会になりました。
ツアーでは被災現場だけでなく、江戸時代から奥能登で受け継がれている珠洲製塩さんの見学・体験もさせていただきました。被災後すぐに製塩現場に駆け付けて、こだわりの塩を守り続けている職人さんに驚きと敬意を覚えました。また、同じく被災後早い時期にお店を再開された民宿・食堂むろやさんでは、ご主人から発災時のお話や今の漁師さんの厳しい状況など、貴重なお話をお聞きしながら絶品の海鮮丼に舌鼓を打つ楽しい旅にもなりました。
前回のツアー見学では被災地を目の当たりにし、防災・減災の重要性を認識いたしましたが、今回はそれに加え、地域にはそれぞれ特性があり、その特性に合わせた防災・減災への取り組みが必要であることに気づかされました。現地では被災後に人口が減少し、なかなか元に戻らない中で町に活気を呼ぶイベントなども行われているようです。これからも今回ツアーを地元のメンバーに伝え、珠洲の復旧を微力ながら応援し、復興を見守っていきたいと思います。
改めて素晴らしいツアーを、本当にありがとうございました。
このたびは復興支援ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様の温かい応援と真摯な体験の共有が、珠洲の復興への大きな力となっています。被災地の現状を見つめ、地域特性に合わせた防災の在り方を考えるきっかけとなれば幸いです。
今後とも引き続きご支援いただけますと幸いです。