北陸・珠洲の冬といえば、やはり雪、しかも湿った重たい雪です。ボラキャンからきたアキレス製のエアーテント。空気を入れるだけで立ち上がり、柱がいらないため設営が非常に早く、災害支援や緊急時の拠点として非常に優秀なテントです。
しかし……
「エアテントは、雪に弱かった」
これが、今回私たちが学んだ痛い教訓です。

ご覧の通り、お正月の1日、2日と降り積もった雪の重みに耐えきれず、テントが中央からくの字に折れ曲がってしまいました。お正月に早くも2回の雪下ろしです。

金属フレームのテントであれば、ある程度の重さまでは耐えるか、最悪の場合でもフレームが曲がる程度で済むこともあります。しかし、空気圧で支える構造のエアテントの場合、一度屋根部分に雪が積もり始めると、その重みで天上が沈み込みます。
沈み込んだ部分「くぼみ」ができると、そこにさらに雪が溜まりやすくなり、雪の逃げ場がなくなってしまいます。 そして限界を超えた瞬間、一気に重みに負けて潰れてしまうのです。

中の空間も確保できなくなり、完全に押しつぶされてしまいました。
【教訓】 エアテントは設営スピードにおいては最強ですが、降雪地帯での常設には細心の注意が必要です。こまめな雪下ろしが必須(金属パイプのテント以上にシビアです)。もしくは内部への間柱設置などの対策が必要です
こういった対策がないと、一晩の雪であっという間にこのような姿になってしまいます。
でも30分ほど雪下ろしをすればご覧の通り、ボヨーンと復活します。

では、そのまま雪が溶けるまでそのままにしておくとどうなるか?雪はそのまま水となり、さらに降った雨や雪でどんどんつぶれていきます。やがてテントのエアーが抜け内部に水が浸入することになります。