参加者の声

現地の現実を知ることの大切さを感じた珠洲の復興支援ツアー体験

報道では伝わらない現地のリアル、藤沢市から実際に訪れて見つめ直した一日

神奈川県藤沢市で避難所運営マニュアル作成を行なっているYHさま。

復興支援ツアーに参加して、非常に多くのことを学びました。
最初は新聞やテレビで報道された内容を通じて、復興についてある程度の知識を持っていたつもりでしたが、実際に現地を見ることの重要性を痛感しました。現場で見たものと、伝え聞いていたものとの間には大きな差があると感じました。倒壊した家屋や津波による影響を目の当たりにすることで、報道では感じ取れない現実の重さを実感しました。

能登半島地震 復興支援ツアー

私たちの地域でも、古い家が多く、同じような問題が今後起こる可能性があります。特に高齢者が多く、避難や復興に向けた対応が課題です。
津波が来たときには『ここで死ぬ』と覚悟を決めている高齢者も多く、いかに生き延びるかという意識を高めることが必要だと痛感しました。

また、停電時や夜間の避難についても課題が多いです。暗闇の中で避難所にたどり着くことの難しさや、行政がはっきりとした指針を出していないことなど、現実の災害時には対応が遅れる可能性があると感じました。特に夜間の避難が危険であることを考えると、慎重に判断する必要があると改めて思います。

珠洲市 復興支援ツアー

さらに、今回のツアーで感じたことは、災害時のトイレ問題です。避難所に設置されるマンホールトイレはすぐに満杯になり、その後の対策が追いつかない可能性があります。そのため、携帯トイレの普及や、仮設トイレの設置方法についても考えておく必要があります。

今回の体験を通じて、災害時の対応はただ聞くだけではなく、実際に訓練を行い、体を動かすことが大切だと感じました。特に、高齢化が進む地域では、避難所の設営や食料・水の確保について、早めの準備が重要です。また、地域の自主防災組織の役割も大きいと感じました。

能登半島地震 復興支援ツアー

最後に、私の結論として、復興支援ツアーに参加して得た経験を、他の人にも共有し、防災意識を高めることが大切だと感じました。参加者一人一人がこの経験を持ち帰り、自分たちの地域で活かしていくことが、次の災害に備えるための一歩になると思います。


この度は、リブート珠洲の復興支援ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。現地での貴重な体験を通じ、珠洲の復興状況や地域の課題に関心を持っていただけたことを大変嬉しく思います。

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