防災研修プログラム
珠洲の「今」に触れ、未来の防災を考える対話のプログラム
”ここは、研修施設ではありません。
私たちも、専門の講師ではありません。”
2024年1月1日に起きた能登半島地震で、私たちの日常は一変しました。
このプログラムは、専門家が防災を「教える」ものではありません。
あの時、何が起き、何を思ったのか。
そして、今、復興への道をどのように歩んでいるのか。
珠洲で暮らす私たちが、被災した「当事者」として、ありのままの経験をお伝えし、皆様と共に未来の防災を考える時間です。
プログラムの3つの柱
皆様のご要望に応じて、以下の内容を組み合わせ、最適な対話の時間をご提案します。
1. 被災地の今を歩く、対話の時間
地震によって姿を変えた町並み、津波の被害を受けた沿岸部、今も多くの方が暮らす仮設住宅などを、珠洲の住民がご案内します。
ただ見て回るだけでなく、道すがら「ここで、こんなことがあった」「あの時、こう感じた」という生々しい記憶をお話しします。報道では決して伝わらない、被災地の空気を感じてください。
2. 当事者の「生の声」を聴く、お話し会
実際に被災した住民が「語り部」として、皆様の前に立ちます。
地震発生時の壮絶な体験、避難所での暮らし、そして復興への想い。
区長、消防団員、子育て世代の母親といった、様々な立場から見た「あの時」と「今」を、ありのままに語ります。これは講演会ではなく、皆様と私たちの心と心がつながる「お話し会」です。
3. 珠洲の事例から「自分ごと」として考える、意見交換の時間
専門的なワークショップは行いません。
その代わり、私たちが実際に直面した困難や課題(例:「避難所で本当に困ったこと」「支援で本当にありがたかったこと」など)を共有し、それをテーマに皆様と車座になって語り合います。
「もし、自分の地域で同じことが起きたら?」
珠洲の事例を鏡として、皆様ご自身の防災について考えるきっかけの場です。
このプログラムで、私たちがご提供できること
私たちは防災の「正解」を持っているわけではありません。
しかし、誰もが当事者になりうる災害において、珠-洲での経験から得た”何か”は、きっと皆様の地域や組織、そしてご自身の未来を守るための、小さな灯火になると信じています。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
ご要望に応じて最適なプランを考えますので、まずはお気軽にお問い合わせください。