参加者の声

日本赤十字社東京都支部オンライン研修、「被災地の現実」と参加者の学び

ニュースでは伝わらない被災者一人ひとりの物語を、赤十字で防災に関わる皆さんとオンラインで共有

2026年2月、日本赤十字社東京都支部 救護課のみなさまを対象に、リブート珠洲はZoomを使ったオンライン研修の講師として登壇しました。
当日は34名の方にご参加いただき、能登半島地震の被災現場で私たちが直面した課題や避難所運営の実情について、被災当事者・避難所運営者の立場からお話ししました。

参加者アンケートでは、「実際のご経験に優るものはないと実感できました」「現場の生の声を聞くことができました」といった感想が多く寄せられました。
画面越しであっても、被災者一人ひとりにフォーカスした具体的なエピソードをお伝えすることで、「ニュースなどではわからない現実が見えた」という声もいただいています。

印象に残ったコメントのひとつに、「防災ラジオが使えないと知って驚愕でした」「自宅の各部屋に懐中電灯とラジオを設置しているのでビックリでした」という声がありました。
訓練や備えをしている方であっても、実際の災害現場で何が起きるのかを疑似体験することで、「やはり訓練は必要だ」と実感していただけたことが伝わってきます。

また、「在宅避難者には物資は届かない」「固定電話は災害時に使えない」という点や、トイレの凝固剤の必要性、避難所の役割分担やスタッフ確保の難しさなど、現場で浮き彫りになった課題にも関心が集まりました。
高齢者や持病のある方、精神疾患のある方など、いわゆる“災害時要配慮者”への支援の難しさについても、「もし自分がその場にいたら何ができるのか考えるきっかけになった」という振り返りをいただいています。

特に、3日間薬が飲めなかった精神疾患のある方への対応、高齢者を連れての避難、自宅避難と避難所のどちらを選ぶのかといったジレンマは、参加者の皆さんの心に強く残ったようです。
「健常者ばかりの情報はよく目にするが、高齢の母と離れて暮らす自分にとって、とても参考になった」という声からも、具体的な生活の視点で防災を考える重要性が伝わってきました。

アンケートには、「困ったことはみんなで解決していくことの大切さを再認識しました」「今後の防災教育に生かして参ります」といった前向きなコメントも多く、「被災地の声を、これからの防災・救護の現場に持ち帰る」という意思を感じました。
私たちが飾らずに、トイレの問題や避難所でのトラブル、段ボールベッドの実際など“きれいごとではない現実”をお伝えしたことも、「将来の対策に役立つ」と評価いただいています。

リブート珠洲としても、現場のリアルな経験を共有することが、赤十字の皆さんの活動や各地での防災教育の一助となることを願い、今後も活動を続けていきたいと考えています。
恐れ入りますが、現在オンライン研修サービスは行っておりません(詳細)

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