参加者の声

リブート珠洲が語る復興の今、参加者のリアルな声

参加者が語る、震災後の街と人々が教えてくれたこと

私は静岡でグラフィックデザインを学ぶ大学生です。今回、復興支援ツアーに参加した理由は、南海トラフ地震による大きな被害が想定される地域(静岡県)に住んでいることから、その対策を学びたいという思いと、卒業制作で防災をテーマに取り組むためでした。

復興支援

ちょうど先週、東北を訪れる機会があったのですが、一口に巨大地震といっても、引き起こされる現象や被害の様子には大きな違いがあると実感しました。特に驚いたのは、自家用車よりも災害復旧のために訪れたトラックなどの車両の方が多くすれ違ったことです。

被害の様子そのものも印象的でしたが、特に心に残ったのは、当事者と周りの人々との感じ方の違いです。復興支援ツアーに参加する人々にとっては特別な状況として捉えられることでも、街に住む人々にとってはそれが日常であり、当たり前の風景であるということを強く感じました。

また、テレビやインターネットで見るだけでは伝わらない空気感や街の様子、そして現地の人々しか知らない場所や情報がたくさんあることにも気づかされました。この経験は私の人生において、とても大切なものとなりました。

ツアー中、ガイドさんの説明は非常に分かりやすく、震災前の状況や震災後の復興について丁寧に解説していただきました。東北の震災当時、私はまだ10歳前後で実際に現地を訪れることはできませんでした。しかし現在訪れてみると、震災当時の様子がそのまま残っている場所は少なくなっていました。そのため、震災から1年も経過していない街の様子を見ることができた今回の体験は、大変貴重なものとなりました。


この度はリブート珠洲主催の復興支援ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様のお力添えにより、被災地である珠洲市は着実に前進しています。今回のツアーを通じて、地域住民との交流や復興への取り組みをご体感いただけたことを心より嬉しく思います。

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