珠洲の象徴である見附島からスタートした今回の復興支援ツアー。何も知らなかった私にとって、静かに佇む島がだんだんと珠洲の人々にとっての特別な場所であることを感じるようになりました。ガイドさんや地元の方々のお話を通じて、珠洲の方々の生活や地域のつながり、そして震災後の現状に触れた特別な時間でした。
ツアーのご感想:
珠洲のシンボルである見附島(軍艦島)を見るところからツアーがスタートしました。何も知らない自分にとっては、静かに佇んでいる島という印象しかなかったのですが、偶然居合わせた毎年来ている方が島の形が変わっていることが寂しいとおっしゃっていたり、ガイドさんが「ここまで砂浜があって海水浴に来ていた」というお話を聞いたりして、徐々に珠洲の方々のお気持ちを想像してなぞっていくような感じになりました。自然の力の大きさと、半年以上経ってもまだまだ震災前の生活には戻れていない現状を知ったツアーでした。
印象に残ったエピソード:
小中学校の自転車小屋で地域の方々がいろいろと自分たちの持っている物(技術も)を持ち寄って炊き出しをしたというエピソードが印象に残りました。地域の方々とのつながりが、私の住む地区にはあまりないので、大事にしたいと思いました。また、ガイドさんは実際にそこを切り盛りされていたそうで、本当にカッコイイと思いました。「人に頼られるのが好きな性格なので」というガイドさん、人のために動くことは、自分で気づかないうちにすごくパワーを使っていることもあります。どうか無理しすぎず、健康にお過ごしください。
今後参加を検討される方へのメッセージ:
被災地のことが気になっているという方は、想っているだけでは現地の方には伝わらないので、思い切ってツアーに参加することをオススメします。自分の目で見て体験談を聞いて、それを誰かに伝えて…、何らかの力につながっていけばと思います。
この度はリブート珠洲の復興支援ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。見附島から始まる旅の中で、珠洲の自然や人々との出会いを通じて、少しでも心に残る体験となったことを嬉しく思います。今後とも、珠洲への温かいご支援をよろしくお願いいたします。