東京からご参加頂いたTKさまご一行。
表面的な観光から深い理解へ
7月に初めて珠洲を訪れた時は、主に市の中心部を歩いて観光しました。しかし、その時は珠洲の表面的な部分しか見ることができず、地域の本当の姿を理解するには至りませんでした。特に、震災後の復興の様子や、そこで暮らす人々のリアルな状況には全く触れられなかったのです。
今回の復興支援ツアーでは、ガイドの方に案内してもらうことで、震災で受けた被害や、その後の復興活動について詳しく知ることができました。地域の困難な状況を理解しつつ、復興に向けて前向きに取り組んでいる姿勢を感じることができ、とても感慨深いものがありました。
東京からでは見えない現地のリアル
特に印象に残ったのは、現地の方々がどのように復興に取り組んでいるのかという点です。東京にいると、ニュースや報道でしか震災や災害の状況を知ることができません。しかし、実際に現地を訪れ、その場で聞いた話や、目の前に広がる光景は、私たちにとって非常にリアルで衝撃的なものでした。
ガイドさんからは、震災からの復興がいかに難しいものであるか、またそれに対してどう向き合っているのかという現実を教えていただきました。先が見えない不安や、復興が進んでいる部分とそうでない部分のギャップについても、丁寧に説明してくださり、単なる観光とは違う深い学びを得ることができました。
避難所だった場所で感じたこと
ツアーの中で特に印象に残った場所は、避難所として使われていた学校です。避難所はすでに撤去されているものの、周辺にはまだ多くの解体されていない建物が残っています。これを見たとき、復興が単に「時間が経てば解決するものではない」という現実に直面しました。
避難所での生活がいかに長期にわたっていたか、そしてそこで人々がどう生活していたのかという話を聞くと、現地の方でなければ知り得ないエピソードに心を打たれました。解体が進んでいない建物を見て、復興の進行に多くの課題が残されていることを改めて実感しました。
ツアーに参加する意義
正直に言えば、被災地を訪れることに最初は葛藤がありました。復興の途中であり、現地の人々に迷惑をかけるのではないかという不安もあったからです。しかし、実際に訪れてみることで、ツアーを通じて得られるものの大きさを感じました。
特に、現地の方々が「訪れてほしい」「現状を知ってほしい」と感じていることを知り、私たちのような外から来た人間が現地のリアルを知ることが、復興への一つのサポートになるのではないかと思いました。現地での学びを通じて、これからどのように自分が支援できるかを考えるきっかけになったのです。
復興支援ツアーに参加を考えている方へのメッセージ
もし「リブート珠洲」のツアーに参加を考えている方がいらっしゃるなら、ぜひ現地を訪れてください。確かに、被災地に行くことに対して迷いや不安を感じるかもしれませんが、現地に行って初めてわかることがたくさんあります。
復興支援ツアーを通じて、現地の方々がどのように復興に向けて取り組んでいるのか、そしてその過程で直面する困難を知ることができるのは、とても貴重な経験です。珠洲の今を学び、感じ、考える機会として、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
今回のリブート珠洲の復興支援ツアーでは、珠洲の美しい自然と共に、震災からの復興の現実を深く知ることができました。ツアーでの体験は、単なる観光ではなく、これからの地域への支援のあり方を考える貴重な機会となりました。興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてください！
この度はリブート珠洲の復興支援ツアーにご参加いただき、誠にありがとうございました。珠洲の今を肌で感じていただき、多くのことを学んでいただけたことと思います。何度も珠洲へ来て頂きありがとうございます。今回の体験が、より珠洲への思いに繋がるきっかけになれば幸いです。心に残るあたたかなご感想も誠にありがとうございました。