復興支援ツアー 修学旅行用は、2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地(珠洲市)を実際に訪れ、被災地見学と被災者の方々の生の声を聞くことができる貴重な機会です。生徒たちは、災害の実態と復興への道のりを肌で感じ、防災意識を高めるとともに、地域社会との繋がりの大切さを学ぶことができます。
1.教育的価値
リブート珠洲の復興支援ツアーは、能登半島地震の被災地を訪れることで、防災教育と地域理解を深める貴重な学びの機会を提供します。
- 防災意識の向上:実際の被災地を訪れることで、災害の実態と防災の重要性を「自分ごと」として捉える機会となります。
- 地域理解の促進:珠洲市の歴史や文化、そして震災後の復興に向けた取り組みについて学ぶことができます。能登地域は平成23年6月 世界農業遺産認定されました。
- 災害教育プログラム:現地でしか得られない情報や空気感を体感できる教育プログラムです。
2.体験型学習
訪問場所
- 見附島、宝立町、蛸島、飯田などの被災地
- 倒壊した建物、津波の痕跡、崩落現場、避難所跡、仮設住宅など
- 復興を目指して取り組む住民、農家、民宿、珠洲焼作家、ホースパーク(写真)など
体験内容
- 被災者によるガイド:実際に被災を経験したガイドが同行し、震災発生時から現在までの状況を丁寧に説明します。避難所リーダーたちの講話も可能
- 地元住民との交流:地元の区長会長や区長(自治会長)も語り部として参加し、震災後の地域の状況や復興への取り組みを直接聞くことができます。その他、消防団長、民生員、農業従事者など
- 実地見学:単なる観光ではなく、被災地を実際に歩いて見学することで、災害の規模や影響を体感できます。
3.安全性と管理
- 安全対策:ツアーは珠洲警察署に届け出済みで、安全管理が徹底されています。
- 事前確認:ツアーコースの安全性は十分に確認されています。
- グループ体制:大人数の場合はグループ分けを行い、それぞれに専属ガイドを配置します。
- 移動手段:バス移動(ガイドが同乗)または引導車での案内が可能です。
4.教育目標
- 防災教育:災害への理解を深め、今後の防災活動に活かせる知識を得られます。
- 社会貢献意識:被災地の現状を知り、復興支援の重要性を学ぶことができます。
- 主体的な学び:現地での体験を通じて、自ら考え、行動する力を養います。
- 地域連携:地元住民との交流を通じて、地域社会との繋がりの大切さを学びます。
5.訪問先と見学内容
- 見附島:崩壊した観光名所を見学し、地震の威力を実感
- 宝立町:津波被害のあった沿岸部を見学
- 仮設住宅:被災後の生活環境について学ぶ
- 倒壊建物:耐震構造の重要性について学ぶ
(具体的な内容)
団体受け入れ体制
- 200名程度の生徒に対応可能です
- 大人数の場合はグループ分けを行い、各グループに専属ガイドを2名配置
- バス移動においてはガイドが同乗してご案内、先導車
- ツアーコースは安全確認済み、ツアーは珠洲警察署に届け出済み
語り部からの学び
- 被災者でもあるガイドから震災当時の体験談を直接聞くことができます
- 避難所生活や仮設住宅での暮らしなど、実体験に基づいた話を聞けます
- 地元住民からの震災体験や復興への取り組みについての話が聞けます
地域住民への配慮
- 事前に被災地マナーを説明します
- 写真撮影は許可を得てから行うよう指導
- 見学ルートは地域住民の生活に配慮して設定
得られる学び
- 防災意識の向上と具体的な防災対策の知識
- 地域コミュニティの重要性と復興への取り組み
- 災害時の行動や心構えについての実践的な理解
スケジュール例
- 開始時間:9:30 AM または 13:30 PM(調整可能)
- 集合場所:見附公園駐車場(珠洲市案内図前)
- 所要時間:約2時間半~3時間
- 終了場所:見附公園駐車場(希望により調整可能)
実施においてはお打ち合わせの上、ご案内及び行程表をご提示します。
このツアーを通じて、学生たちは能登半島地震の実態と復興への道のりを学び、防災意識を高めるとともに、地域社会との繋がりの大切さを実感することができます。教室では得られない貴重な体験型学習の機会として、修学旅行のプログラムに組み込んでいただければ幸いです。
※団体で仮設住宅や旧避難所に直接ご訪問されることはお控えください
修学旅行の下見について
修学旅行の下見をご希望される場合は「復興支援ツアーお申込みフォーム」より「貸切ツアー」を選んでお申し込みください。 修学旅行をイメージしたツアーによりご案内、質疑応答いたします。
※復興支援ツアー参加料金と貸切ツアー料金が必要です。