愛知県田原市は、能登半島と同じく太平洋に突き出した「渥美半島」に位置しています。南海トラフ地震が想定される同市において、災害への備えをより強固なものにするため、愛知県田原市議会の有志の皆様が復興支援ツアーに参加されました。

参加者の声:中神 様 「想定されている地域だからこそ、もっと早く見て回るべきだった」
ツアーに参加して: やはり自分の目で見て、現実を知ることが何より大切だと痛感しました。特に家屋の倒壊原因や、耐震補強の重要性、そして地盤沈下や海岸隆起、見附島の崩壊など、自然の猛威を目の当たりにしました。
今後について: 今回は短い時間のツアーでしたが、一日かけて見て回るのが望ましいと感じるほど内容が濃かったです。南海トラフ地震が想定されている田原市においては、やはり、もっと早い時期に現地を見て回るべきであったという思いもあります。ガイドの方には十分な説明をしていただきました。

参加者の声:内藤 浩 様 「半島の道路の重要性を再認識。自分たちにできる事を考える時間になりました」
ツアーに参加して: ガイドさんの説明がないと分からないことが多くありましたが、丁寧に答えていただき、街全体がひっそりとしている静けさや、倒壊した建物、崖崩れ、地盤の変化など、現地に足を運んでこそ分かる災害規模の大きさを知ることができました。
今後について: 同じ半島という地形を持つ身として、「道路網の重要性」をあらためて強く感じました。自分たちの地域で何ができるのかを考える、非常に貴重な時間となりました。2時間半では短く感じるほどでしたが、ツアー資料(地形変動や避難所情報など)がさらに充実すると、より学びが深まると感じます。また珠洲を訪れてみたいです。

この度は、愛知県田原市より市議会有志の皆様にご参加いただき、心より感謝申し上げます。
同じ「半島」という地形、そして海に面した環境にある田原市様にとって、今回の視察が南海トラフ地震への「明日の備え」の一助となれば幸いです。今回、皆様がご自身の目で確かめられた珠洲の現実を、ぜひ渥美半島の防災対策や、市民の皆様の命を守る活動へと繋げてください。
田原市の安全と、皆様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。