
語りべナンバー:#002 珠洲市宝立町 区長会長 / 自主防災組織本部長 多田進郎氏
対象:自治体・行政(避難所運営・防災計画) 地域コミュニティ・自主防災組織 企業(危機管理・組織マネジメント・BCP)
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私が語れること(Story)
発災当時、珠洲市宝立小中学校には、帰省客を含め最大800〜900人もの避難者が殺到していました。運営マニュアルも準備もない中、「誰がやるんだ」という空気。私は区長会長という肩書きだけで、その場の最高責任者として立つ覚悟を決めました。 最初に取り組んだのは、混乱する現場を「20のグループ」に分け、それぞれに情報のパイプ役を置くこと。そして、SNSの不確かな情報でパニックが起きないよう、「本部からの公式情報」を徹底してアナログで伝達する仕組みを作りました。 炊き出し、トイレ管理、そして発災8日目のコロナ集団感染(約50名)への対応……。「他人同士が共同生活をする」という極限状態で、秩序と安心をどう維持したのか、その生々しい記録とノウハウをお話しします。
こんな質問をお待ちしています
「見知らぬ人同士が集まる場で、トラブルを防ぐルール作りとは?」
「SNSのデマや噂話に、リーダーはどう対抗すればいいですか?」
「自分も被災者である中で、メンタルを保ち指揮を執り続ける秘訣は?」
ファシリテーター推薦
「組織図」を即座に描き、役割分担を明確にする手腕は、まさに経営者のそれです。特に「情報連絡係」を設けてデマを防いだエピソードは、現代の災害対応において極めて重要な示唆に富んでいます。