
宝立七夕キリコまつりの最大の特徴は、約100人の若者たちが担ぐ巨大なキリコが海に入り、沖合20~30mに設置された松明を目指して乱舞する「海中乱舞」です。他の地域では車輪をつけて引くスタイルに変わってきている中、宝立町では伝統的な「担ぐ」スタイルを守り続けていました。
キリコには七夕にちなんだ装飾が施され、屋根の四隅に吹き流しをつるし、風鈴、提灯、雪洞(ぼんぼり)、笹などが飾りつけられています。海風を受けて涼しげに踊るキリコの姿は非常に美しく、海中乱舞の際には海上から花火が打ち上げられ、波に揺らめくキリコの灯りと花火が織りなす光景は幻想的で見事です。